薪の単位:cord、stere、Raummeter、Festmeter、バラ積みm³

薪の各単位が実際に何を含むのか、5単位すべての換算表、そして1 stereの重量を樹種別に乾燥・生材で示します。

各単位が実際に含むもの

stere(ドイツ語でRaummeter、略してrm)は、割り薪をきれいに積んだ1立方メートルで、隙間の空気も含みます。Festmeter(fm)は隙間がまったくない実材1立方メートルです。Schüttraummeter(srm、バラ積みm³)は積まずに投げ入れた状態なので、含まれる木はさらに少なくなります。実務上の目安は1 stere ≈ 実積0.7 m³ ≈ バラ積み1.4 m³。1フルコードは山積み128 ft³ = 3.62 m³で、およそ3.6 stereにあたります。日本では薪は立方メートルまたは束で売られることが多く、これらの単位は輸入薪や欧州の資料で目にします。

換算表

行を横に読めば、ある単位を他の単位に換算できます:

1単位の…山積みm³(rm)実積m³(fm)バラ積みm³(srm)山積みft³
Stere / Raummeter1.000.701.4035.3
Festmeter(実積m³)1.431.002.0050.5
Schüttraummeter(バラ積みm³)0.710.501.0025.2
フルコード(128 ft³)3.622.545.07128
フェイスコード(4×8 ft × 16 in)1.210.851.6942.7
フェイスコード(rick、runとも呼ばれます)は高さ4 ft × 長さ8 ftに16インチ材を積んだ量で、フルコードの3分の1にあたります。薪の値段でもめる原因は、たいていこの単位です。

0.7は目安であって定数ではない

実積率は積んだ中身で変わります。よく割って丁寧に積んだ広葉樹なら山積み1 m³あたり実積0.70–0.75 m³に達しますが、粗い割り材や丸のままの玉切りでは0.60–0.65まで下がり、1 m長の丸太はさらに低くなります。薪の長さも効きます。25 cmの割り薪は33 cmより密に積めます。バラ積みの体積は同じ理屈が逆に働き、山積み1 m³あたり1.35–1.55バラ積みm³、短い材ほど大きくなります。購入するなら事前にこの係数を取り決める価値がありますし、自分で計算するなら 薪計算 で変更できます。

1 stereの重量を樹種別に

重量 = 山積み体積 × 実積率 × 密度なので、乾燥ブナ1 stereは 1 × 0.7 × 720 = 504 kg です。720 kgではありません — それは実材1立方メートルの重さです:

樹種実積kg/m³1 stereあたりkg(乾燥)1 stereあたりkg(生材)1 stereあたりkWh
スプルース450315473~1,290
モミ480336504~1,380
パイン(松)500350525~1,440
ポプラ420294441~1,210
バーチ620434651~1,780
アッシュ700490735~2,010
ブナ720504756~2,070
レッドオーク750525788~2,150
ホワイトオーク770539809~2,210
生材は気乾重量の1.5倍として扱います。発熱量は乾燥材1 kgあたりおよそ4.1 kWhで、ブナ1 stereがスプルース1 stereより約60%多く暖をとれるのはこのためです。

単位を間違えずに薪を買う

次の4点でほぼすべての行き違いは解決します。どの単位での見積もりか(rm、srm、fm — 同じ薪でもsrm単価はrm単価より30%安く見えます)、薪の長さ、含水率、そして樹種です。薪は燃やす前に含水率20%以下にすべきで、それを超えるとエネルギーの大きな割合が水の蒸発と煙突に消えます。含水率計で測るか、含水率 と 平衡含水率(EMC) の計算ツールで乾燥の進み具合を見積もってください。

自分の薪を換算する

薪計算 に数量を入力すれば、他のすべての単位 — stere、cord、実積m³、バラ積みm³、山積みft³ — が一度に出力され、選んだ樹種の乾燥・生材それぞれの重量も表示されます。薪ではなく製材の場合は、木材単位換算 がm³、ボードフィート、MBF、Hoppusを扱い、木材重量計算 が特定の板材の重量を出します。

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