粗挽き寸法:乾燥とカンナ掛けの前にどれだけ大きく鋸するか
カンナ掛け代、鋸の切り幅、Wood Handbookの乾収縮を組み合わせて、仕上がり寸法に必要な粗材サイズを出します。
2つの代(アローワンス)と1つの収縮
仕上がり寸法から粗挽きブランクへ戻すには、(1) 両面のカンナ掛け代、(2) 大きな材から縦割りする場合の鋸の切り幅、(3) 鋸切り時のMCから仕上げ時のMCまでの間に起こる乾収縮を足します。式は 生材寸法 = 仕上がり ÷ (1 − S_end/100)、粗材 = 生材 + カンナ掛け代 + 切り幅 です。荒取り寸法 ツールがこの3項の和を計算します。樹種(検証済み16プリセット)を選ぶか、S_odとFSPを手入力してください。
米国針葉樹の標準:1面あたり 3/16″ のカンナ掛け代、バンドソー切り幅2 mm
アメリカン・ウッドワーカーの慣例は1面あたり 3/16″(4.76 mm)なので、断面で9.5 mmのカンナ掛け代になります。MC 30%で鋸切りした 3/4″(19 mm)仕上げの板にバンドソーの切り幅2 mmを載せると、粗挽きブランクは約31 mmです。より厚い材(8/4 = 1″ 名目)では粗挽きブランクは35–40 mmです。荒取り寸法 ツールなら1面あたりの代を調整できます。
熱帯の生材広葉樹はFSPを超えるまで収縮しない
MC 60–80%で鋸切りした直後のアカシアはまだFSP(約30%)を超えていないため、寸法は鋸切りブランクと同じです。荒取り寸法 ツールは鋸切り時のMCを自動的にFSPへクランプします。MC 60%のアカシア板を粗材28 mmに鋸切れば、生材寸法も28 mmで、MC 8%仕上げの寸法は 28 − 収縮 です。オーク(S_t 10.5%)ではFSPから8%までの収縮は7.7%なので、粗挽き28 mmのブランクは乾燥とカンナ掛けの後に25.5 mmとなり、25 mmの仕上げ目標に近づきます。
鋸の切り幅は実測し、ラベルを信用しない
「薄切り幅(シンカーフ)」の丸のこブレード(2.4 mm)は確かに2.4 mmで切れますが、新品のときだけです。20回の目立て後の切り幅は2.6 mm近くになります。新品1.8 mmのバンドソーは、オークを数時間切れば2.0–2.2 mmに広がります。実際の切り幅は、既知の長さの試験片を切って隙間を測れば分かります。木材を100 mm粗切りし、鋸の切り幅 = (切断長 + 廃棄幅 − 100) ÷ 切断回数 です。荒取り寸法 ツールにはバンドソー・丸のこ・薄切り幅・多刃(ギャング)・製材一次分割の各プリセットがあります。最も近いものを選び、実測があれば調整してください。
今の板だけでなく先の工程まで計画する
50 mmのアカシア板を家具一式のために20 mm仕上げへ縦割りするなら、粗材寸法を一度決め(たとえば28 mm)、乾燥前にその寸法へ一括して鋸切ります。板ごとに仕上がり寸法で切り、乾燥し、個別にカンナ掛けするのは、時間とカンナ盤の寿命を浪費し、切り損じから5–10%の追加材料を失います。荒取り寸法 ツールは別の仕上がり寸法や別の樹種で計算し直している間も、同じ答えを表示し続けます。