SFMからRPMへの変換:計算式・表・例

表面フィート毎分(SFM)を1ステップで主軸回転数へ換算 — 3,82 の簡易式、1/4〜4 インチの表、メートル法の式との違い。

SFM が実際に測るもの

SFM — 表面フィート毎分 — は刃が材料中を進む速さをフィートで表したもの。4 インチカッターの外周は1回転で π × 4 ≈ 12,57 インチ進むため、500 rpm では刃は毎分約 524 フィート:524 SFM。SFM はメートル法の切削速度 Vc のヤード・ポンド版で、正確に 1 SFM = 0,3048 m/min。

計算式 — と 3,82 の簡易式

rpm = (SFM × 12)/(π × D)(D はインチ)。12/π = 3,8197 なので現場では rpm ≈ 3,82 × SFM/D と略します。例:100 SFM の軟鋼に 1/2 インチエンドミル → 3,82 × 100/0,5 = 764 rpm。回転数 計算は両単位系ででき、毎秒の回転数も表示します。

SFM→RPM 変換表

直径は行、速度は列で読みます:

直径50 SFM100 SFM200 SFM300 SFM
1/4 インチ7641 5283 0564 584
1/2 インチ3827641 5282 292
3/4 インチ2555091 0191 528
1 インチ1913827641 146
2 インチ95191382573
4 インチ4895191286
ルータービットは上段、大型正面フライスは最下段 — 幾何が同じなので表も同じです。

回転数から SFM(とメートル法)へ戻す

式を逆に使えば設定回転数の実力が確認できます:SFM = π × D × rpm/12、略して SFM ≈ 0,262 × D × rpm。メートル法では Vc = π × D × n/1000、100 m/min ≈ 328 SFM。nav.cs 計算は m/min と SFM を並べて表示し、メートル図面とヤード・ポンドのデータシートを直接比較できます。

2つの定番ミス

1つ目は単位の混同:3,82 の簡易式は直径がインチのときだけ成立します。12 mm のビットを“12”と入れると約25倍遅い値になります(12 mm = 0,472 インチ)。2つ目は回転数を設定のすべてと見なすこと:周速度は刃先温度を決めますが、1刃あたりの切りくず厚が工具が切るのかこするのかを決めます。送りと回転数の基礎:RPMと送り速度の式 がこの組を、RPMの式:回転速度(主軸回転数)の求め方 が式を詳しく扱い、回転数 と 切削条件(送り・回転数) のツールが計算します。

回転数 棒材切断計算を開く